飼い主の皆さまへ

もの言えぬ大事な家族の健康を、目に見えぬ体の内側からお知らせします。

体の調子が悪くても訴えることができない、そんなペットの体の中を検査することができるのが、病理検査です。外側からでは分からなかったいろんな事が、病理検査を通じて分かってきます。

貴方の大事なペットが病気になって、一番心配な事、一番知りたい事って何ですか?

病気は治るのか?
この病気は悪性なのか?良性なのか?
病気の再発の可能性は?
他の箇所へ、病気が転移していないか?

これらの事は、病理検査によって明らかになります。
病理検査は、ペットの病変部組織を調べ、治療に必要な情報が得られる検査です。

病理検査を実際に受けた、猫ちゃんのお話をご紹介いたします。

owner01左肘に3~4cmくらいの固いしこりができ、しこりの周りが腫れてしまって、とても痛そうな「陸ちゃん」。飼い主さんが心配して、いつもの動物病院に連れて行きました。

動物病院で診察してもらった結果、陸ちゃんは「腫瘍(しゅよう)」であることがわかりました。「腫瘍」にはいろいろな種類があり、悪性の場合には離れた場所に「転移」することもある病気です。
そして、より的確な治療をするために、病理検査を行うことになりました。

動物病院から、病理検査の専門機関・アマネセルへ、病理検査の依頼がされました。
病理検査は専門獣医師による診断が必要となる特別な審査ですので、病理検査専門の機関で検査が行われます。

手術で摘出された陸ちゃんの組織が、アマネセルで検査されました。

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検査を委託した数日後、病理検査の結果がアマネセルから報告されました。検査の結果、陸ちゃんは「基底細胞腫」という腫瘍であり、再発の可能性がありますが、転移はしない良性の腫瘍であることがわかりました。
これらの事は、病理検査でしか得られない情報です。

これが飼い主さんにお渡しした、陸ちゃんの病理検査報告書です。

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報告書には、顕微鏡写真も掲載されてますので、飼い主さん自身の目で確認していただけます。更に、報告書では、病気に関する詳しい説明もなされています。
検査結果をもとに適切な治療を受けて、今のところ再発もなく、陸ちゃんは元気になりました。

飼い主様からいただいたコメント

病理検査をしていただきまして、ありがとうございました。「腫瘍」と診断された時には、ガンを思い浮かべ、心配しましたが、 病理検査の結果、良性だとわかり本当に安心いたしました。検査報告書の中の顕微鏡写真で陸の組織を見られ、また、病気に関する説明を読んで、 陸の病気の状態をより詳しく把握できたと感じています。
病理検査の必要性を実感いたしました。

現在、日本全国の動物病院から年間約40,000件にものぼる病理組織検査の依頼が
(株)アマネセル に寄せられています。